「今回は早かったな」、ポストに投函されていた
給水停止予告通知
を見て私はそうつぶやいた.
5月に開栓して貰いコレが来たのが10月下旬、ちょうど半年か、
そう言えば何度かそれらしい人間の訪問を受けた事が有ったが常に居留守使ってたし、では書面でと言う訳だろう、
しかし慌てるつもりは無い、こんなモノは単なる警告だ、ゴミ箱へポイ.
11月初めになると今度は赤い紙が入っていた、
この紙は留意しないといけない、はっきりと停止日が記載されている:
執行日 平成25年11月25日.
止めに来るらしい、
しかし慌てる事は無い、私にとってはその日まで水道が使えると言う担保を貰った様なモノだ.
でも今回留意点が1つ、この紙差出人は市長だが連絡先として水道局及に加え株式会社の名前が併記されている、業務委託らしい、
すると停止日にはどっちが来るのか? またこの先の折衝をはどっちにやれと言ってくるのか?
これらによって展開は異なるだろう、もし委託業者が来た場合には折衝も交渉も無い、彼らは水道局に判断を任せその決定に従うだけだろう.、、つまり今まで私がやっていた行政をおちょくった様な言動は一切通用しない可能性が高いと言う事だ.
で、第1回目のセッション:
「水道局で~す!」
「下で待ってて下さい」
問題は行政が来たのか委託業者なのか?
いずれにせよ作戦を立てる、通知を見ると滞納金額12,000円くらい、
払えねえ訳じゃねえが、、、もちろん払うつもりなんか無い、
よし、今日は1円も払わず、とりあえず引き伸ばせるだけ引き延ばそうと言う方針を決定.
下に行くとおっさんが3人作業着姿て待っている、何で3人も居るんだよ? 名札を確認すると全員業者の様だ、どこまで通用するか不明だが通り一遍の対応をしてみよう.
「お金無いですよ」
「だいぶ溜まってますし払って貰えませんか!?」
「生活保護も受けられないんですよ」と切り返すと意外な返答が出た、
「何でですか?」
思った通りだ、2013年の現在、貧困で公共料金が払えない人達はほとんど居ないらしい、過去とは状況が違う、構造はこうだろう:
リーマンショック以降ナマポの障壁が大幅に下がり人々は貧しければすぐナマポになってしまう、そして地方行政はその方が有り難い、原資が国税であれナマポからなら問題無くカネは取れる、
言い換えると今どき私みたいに貧困と戦っている方が珍しいのだ.
それは半年ほどここに住んでいてなんとなく分かっていた、近所の人達はみんなナマポだ、いやナマポが多い.
この状況が把握出来ると敵が更に手強いのは明白だ、止める対象者の数は少ないのだ、躊躇なくすぐ止めるだろう!
「何とかちょっと待って貰えませんか、、、」、私はちょっと弱気.
結果としてこの日はひと月程の猶予を貰いセッションは終了、指定日以内に水道局を訪問し対応を協議すると言う合意で終わった、ポイントは払うとは言及しない事.
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次回水道局訪問編.
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