木曜日, 1月 05, 2023

日本を捨てた男たち を読む 2023



2011年に書かれた本、フィリピンに埋没した男たちを取材調査したドキュメンタリー、何を言いたいのかは良く分からないが、まあ多くのこう言う例が存在するので気をつけた方がよいと言ったところか? 並みの頭しか持たない私にはそんな感想しか思いつかない.
しかし多くの失敗例はその各登場人物の裏付けまで取りに行きリアリティに満ちている.

著者は水谷竹秀さん、巻末には日刊まにら新聞の記者との記載も有るが現在も在籍されているのだろうか?

2つ内容をピックアップしてみる、

どうも消化不良なのは最初の吉田正孝(仮名)さんの話、
2000万円を3人で身に隠しマニラに入国する、そのカネで彼はフィリピンで何をしたのか?
吉田は独自に日本に戻った、との話、著者は、吉田はエージェント/ブローカーを使った、と見ているが、ここも謎!
この吉田さんって一体何者だったのか?
こう言う結論を見せない文章は読み手に不快感を与えるだけ!

気に入ったのは最後のパート、ひとりでフィリピンに住んでいる日本人男性.
下記全文抜粋、
"毎朝7時起床、コーヒーを1杯飲んで部屋の掃除をする。 その後、オートバイで数分の日本人男性宅に行き、世間話をする。 帰ってきて食事の準備に取り掛かり、午前11時頃に朝昼兼用の食事。 テレビを見て昼寝をしてシャワーを浴び、午後4時頃から米を炊いて夕食の準備。 夜はまた同じ日本人宅に行ってビールを飲み、女の話をする。 これが星野の1日の主な生活パターンだ。" p273.

その続編の脱出老人は出がらしになっちゃってる、あまり面白い話はない、日本の色々な高齢者たちのフィリピンでの生活を紹介していく、こんな人がいる、こんな人もいる、、、'それだけ.

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