木曜日, 12月 29, 2016

WELQのビジネスモデル 2016

DeNAと言うネット企業が騒がれている、各メディアの記事を総合すると「WELQと言うキュレーションメディアが誤った医療情報を流していた、それが問題だ」、しかしどうも私にはピンと来ない、そもそもDeNAは何をやろうとしていたの? WELQのビジネスモデルってどんなモノだったの? 多くの報道には肝心のその部分が抜けている様に思える.
"内職"のかたわら3時間にも及んだ記者会見を聞いてみたが、どこからもこの"そもそも論"についての質問は無かった、で今回そのモデルについて推測してみる.

断片的な情報を総合すると、WELQの収入源は広告の販売だったみたい、こんな感じ、
WELQはサイトを立ち上げ、医療記事をUPする、
記事は広告を伴う、google検索に引っかかり、記事を読んだ人が広告をクリックすると、報酬が貰える、
なんだ2行で終わりじゃないか、要はアフィリエイトで稼いでたって事だろう.

しかしこれが判ると問題点がはっきりする、ではそのコンテンツをどこから調達していたかだ、これが大量のバイトや外注を雇い、よその記事から文章や写真をパクってきて、多少加工して自社記事みたいにして掲載していたみたいだ、これが怒りを買ったんだろう、人の記事にタダ乗りして広告収入を得る、単なる中抜き、中間搾取、世の中に不要なモノと言うコンセンサスが形成された.

ちなみにキュレーションと言う言葉を私はこれまで聞いた事が無いが、キュレーター;curatorなら知っている、博物館や美術館で作品の価値を鑑定し、来場者に展示紹介するのが仕事の人たちの職業名称だ、趣きは違うがなんでも鑑定団に出ている鑑定士に似ている、名詞形にするとキュレーション;curationとは本来その様な意味を示すはずだが、この件でニホンではまた変な英語が生まれてしまった様だ、キュレーティング=パクリ、莫迦が馬鹿を作る.

なお当のWELQはgoogle上から姿を消したみたいだが、bingだと検索出来る、
直リンはココ、http://welq.jp/ (別ウィンドウで表示).