日曜日, 9月 23, 2018

密造酒を作ろう どぶろく編 2018

パキスタンのカラチにてお酒を作る編です.その3.
前回の記事はこちら

今回はどぶろくです.パックのご飯と米麹でお酒を作ります
いつもの様にアルコール度数の想定から...と思ったが.米と米麹の糖度は不明なので算出不可能.
出来上がる量は下記を参照すると.ミネラルウオーターの500gだけみたい.

材料(買ってくるモノ)
●ごはん:業務スーパーで売っているモノ.200g✕3個パック.183円.

●ドライイースト:60g.日本製粉.256円.

●米麹:1kg.菊川株式会社.648円.

●日本酒:鬼ころし.3000ml.オノエン.980円.

●ヨーグルト:.九州乳業.業務スーパーで購入.88円.

●砂糖

●ミネラルウオーター:2リットル.66円.

値段は全部税抜き.

道具(作るのに必要なモノ)
●割りばし:材料をかき混ぜるのに使う.

●コーラのペットボトル:2つに切って使う.下部は材料を溜める為.上部はろ過させる時のろうととして使う.

●焼酎4リットルのペットボトル:空のモノ.これは発酵させるのに使う.

●ラップ:各材料を一時的に置いておくため.
●カッターナイフ:コーラのペットボトルをカットするため.
●計り:各材料を必要分の重さだけ取り出すため.
●電子レンジ:カップのごはんを温めるため.
コーヒーフィルター:出来上がったどぶろくをろ過する時に使う.

●タオル:出来上がったどぶろくをろ過する時に使う.

準備
●コーラのペットボトルの上部をカッターナイフでカットする.
●ドライイーストの重さを計ろう.
1円玉を3枚載せ.目盛りを見る.これが3gの位置.

同じ目盛りの位置までドライイーストを乗せればこれで3gのドライイースト.

●次にごはんを温める.電子レンジで2分.

●コーラと焼酎のペットボトルは洗
浄する.最初に水.次に日本酒を入れてよく振る.
ここまでで準備は完了.

仕込み
コーラのペットボトルに下記を全部入れる.
●ごはん200g.

●ドライイースト3g.

●米麹100g

●ヨーグルト1スプーン.

●日本酒1スプーン.

●砂糖50g.

●ミネラルウオーター500g.

これらを全部入れを割りばしでかき混ぜる.


●保存用ペットボトルに移す
続いてこれを焼酎のペットボトルに移す.

しかし失敗した.液体はともかく.米や米麹は口の狭いペットボトルに移す事は不可能みたい.

なんとか割りばしで少しずつ移したが.それでもこれだけこぼれてしまった.次回はこの過程は省いてコーラのペットボトルのの中でそのまま発酵させる事にしよう.
それでもこれで全部終わり.何日かするとこれで酒になるはず.

●どぶろく抽出.その1.失敗編
お目当てのどぶろくと酒粕を分離する.
私はこの様なろうとを考案した.コーラのペットボトルの上半分を切り取り下に向け.その上にコーヒーフィルターを載せ.これに材料を入れて分離する.

しかし見事に失敗した.コーヒーフィルターでは目が細かすぎる様だ.どぶろくはペーパーの上に溜まったままで全然落ちていかない.

指でつまんで絞ってみると見事にペーパーは破れてしまった.
...これでは無理だ.また別の方法を模索しよう.

●どぶろく抽出.その2.成功編
2018/9/26 1pm.今度はタオルを使う.熱湯で洗ったタオルをペットボトルに垂らし.ここに原料を入れ濾す.

けっこうろ過出来る様だ.

ちょろちょろと分離されていく.

しかし最後は堅く手で絞らないとダメ.

上記は絞り終わった後の酒粕.参考までに.

●製造出来た容量


これが今回分離されたどぶろく.370g有った.
前回2回で300g飲んでいるので.合計すると670g.

観察日記
製造直後.シェイク完了.2018/9/23 4:00pm.甘い芳醇な香りがする.


1日目.26時間経過.現在2018/9/24 6pm.何度かフタを開けてメンテナンスしていたが.その度に強烈な炭酸が吹き出る.発酵は続いているみたいでどぶろくは常にぶすぶす音をたてている.

テイスティング.芳醇なアルコールの香り.甘い香りも混じる.米や米麹が入ったそのままで飲んでみる.

アルコールは感じられる.強さは普通の日本酒くらいは有るか!? 味はまさに酒.しかし甘いので酒を入れた甘酒って感じ.
本日消費量100ml.

2日目.現在2018/9/25 6pm.

テイスティング.香りはなんとも形容しがたい.ツンと来るアルコールと言ったところか!? 味も形容詞が思い浮かばないがはっきり言ってマズイ酒.しかしアルコールは出来ている.即感じるのでけっこう強い.普通の日本酒近くは有るのでは無いか.10%以上は有るみたい.
本日消費量200ml.

3日目.現在2018/9/26 1pm.現在までに70時間以上経過した.発酵はだいぶ収まっている.そろそろ頃合いか!?

テイスティング.6pm.香りと味は同じ.ちょっとツンと来るアルコールと言った感じ.酒粕入りの昨日の飲み方よりは美味しい.度数はけっこう有るみたいだ.普通の日本酒(13.5%)をちょっと超えたくらいだと思う.

まとめ
現在までに3回やったこの密造酒シリーズ.今回のどぶろく編でやっと成功したと表明出来るみたいだ.
終わり.

これって割に合うの? --- 密造酒の経済学 2018
参考文献 ----------------------- ◆ドブロクづくり 家庭で気軽な夏の楽しみ
ご注意 ----------------------- 日本国内でこれと同じ事をやると酒税法に違反します.

日曜日, 9月 09, 2018

密造酒を作ろう 野菜ジュース編 2018

パキスタンのカラチにてお酒を作る編です.その2.
前回の記事はこちら⇗

今回は野菜ジュースを材料にお酒を作ります
どれくらいの度数のお酒が出来るのだろうか?
伊藤園のお客様相談室に確認すると元になる野菜ジュースの糖度は5度.すると糖は45g含まれている.
今回上白糖は100g使用する.
すると糖の合計は145g.アルコール化する量はこの半分くらいだと言われるので72.5g.
全体の容量はジュース900gに砂糖100gで1,000g.
すると理論値では7.25%の濃度の酒が生成されると言う計算になる.
さて.果たして上手く出来るでしょうか?

用意するモノ
野菜ジュース:ぎっしり15種類の旬野菜.900g.伊藤園.1本.

ドライイースト:60g.日本製粉.

砂糖:スプーン印 上白糖.1kg.三井製糖.

日本酒:鬼ころし.3000ml.オノエン.

ヨーグルト:名称不明.九州乳業.業務スーパーで購入.

焼酎4リットルのペットボトル.空のモノ.業務スーパーで購入.


作り方
今回はまずドライイーストを予備発酵させる.
ドライイーストの重さを計ろう.
1円玉を3枚載せ.目盛りを見る.これが3gの位置.

同じ目盛りの位置までドライイーストを乗せればこれで3gのドライイースト.

次に35~38℃のぬるま湯を作る.
あらかじめコップに100ccを計って線を引いておく.

電気ポットでお湯を沸かし.40cc分くらい沸かしたお湯を入れる.次に100ccの目盛りまで水を入れる.

これでだいたいこの温度になる.

上白糖をスプーン1杯.計ったドライイーストを入れる.

30分くらいすると泡がたってきた.

後はこれらを混ぜるだけだが.ペットボトルは洗浄しよう.最初に水.次に日本酒を入れてよく振る.

上の材料を全部ペットボトルに下記を入れる.
予備発酵させたドライイースト.
ヨーグルト1スプーン.
日本酒1スプーン.
砂糖100g.入れにくい.ろうととかが必要.
野菜ジュース1本.

これをシェイクする.

これで全部終わり.何日かするとこれで酒になるはず.

観察日記
製造直後.シェイク完了.2018/9/08 3:00pm.野菜ジュースと砂糖の香りだけ.

1日目.2018/9/09 6:00pm.昨日はかなりの発酵が有り.ペットボトルは何度も悲鳴をあげていたが.現在は落ち着いている.キャップを緩めても全く反応は無い.つまり発酵は終わってしまったと言う事?

飲んでみる.匂いと味は野菜ジュースと酢を混ぜた様なモノ.正直あんまり美味くない.アルコールは感じられる.3~4%くらいか!?

2日目.2018/9/10 6:00pm.

氷を入れて飲んでみる.マズイ.酢みたい.完全に失敗だ.

と言う訳で.野菜ジュース酒はこれにて終了.
結論は.野菜ジュースで酒を作ってもマズイ.

これって割に合うの? 密造酒の経済学 2018⇗
日本国内でこれと同じ事をやると酒税法に違反しますのでご注意下さい.