日曜日, 4月 09, 2017

小さな街でテトを過ごす ベトナム 2017

これを読んでいる皆さんはすでにテトについては把握済みだと思う.
この記事は体験記です、実際に今年のテトをベトナムのローカルな街で過ごした一部始終を書いてみます、それだけ.

今回のベトナムはテト狙いでは無かった、去年の暮れにチケットを予約した時には漠然とベトナムに行こうと言う計画だけで、それも行くのなら日本が一番寒い時を狙って避寒と洒落こもうと言うこんたんだった.
しかし出発が近づくにつれ何やら耳に入ってくる、ベトナムではこの先テトと言う旧正月が祝われるとか、
そしてネットの情報ではテトについては総じてネガティブなモノが多い、不安になる.

検索してみると、2017年のテトスケジュールはこう、
1/27(金)大晦日
1/28(土)元旦
1/29(日)テト
1/30(月)テト
1/31(火)振替休日
2/01(水)振替休日
休日が6日間有るらしい.

今回の私のベトナムの滞在は1/23から2/06の15日間、もろにテトを直撃した、
しかしどないもこないも、後は行ってやってみるしか無いって事か!?

と言う訳で以下時系列的に書いて行きます、場所はホーチミン南部の街ミトー(My Tho)

ローカルバスで2時間.

1/26(木):普通の日
生活道路の中央は華やかな花束で占め尽くされている、見て廻る人びとも多い、これもテトの一部かと思ったが、後でこれは販売品で各家庭でこれを買って帰って家に飾り付けるらしいと言う事を知る、

後は特に書く事は無い、ベトナムの普段の日々だ、これを読んでいる人たちには説明不要だろう.

1/27(金):大晦日
道路の花屋の在庫は減ってきて道が広くなってくる、
食べ物や屋台の営業は少なくなっているのが判る、
いつもはにぎやかなバイクの交通量も少なくなっている、
夜になるとみんな早くて静か、道端でコーヒーを飲んでくつろいでいるのをよく見かける、

後から思うとこれがテトの前夜祭なんだったのか、またこの日にはまだおおっぴらなアルコールの消費は観測されない.

1/28(土):元旦
寝ているといきなり表から音楽とアナウンス、時計を見るとまだ夜明け前の5時過ぎだ、テトの開始を宣言しているのだろうか?
いつもの様に8時過ぎに外に出てみると昨日まで有った花束売りは一切姿を消す、するとあら道の広いこと、道端のコーヒースタンドに行くがやっていない、商店もクローズド、人影がまばらだ、これがテトか!?
10時過ぎ、今度は両方やっていた、しかしいつもの屋台はやっていない、市場の方に向かう、どっか屋台を探そう、ひとつやっていた、客も居る、noodleを頼む、しかし値段はちょっと高い、40,000ドン、これがテト料金か? 通常は20,000くらいだと思うが.
午後からまた何か食べに行くが、どこも閉まっている、仕方が無い、lotteriaに逃げてしまう、61,000ドン、


住宅街を歩いてみる、
どこからでもカラオケの歌声が聞こえる、

通りでは人びとは集まってビールを飲んだり、掛けトランプもそこらじゅう、

夕食は街の西の方に有る路上屋台ステーキ、60,000ドン、ここの値段は変わらなかった、前もこの値段だった.
商店はまばらにやっているのでウイスキーやビールにあぶれる事は無かった、
いよいよテトが始まった様だ.

1/29(日):テト2日目
市場(CHO MY THO)に行ってみる、完全にクローズド、周辺も閑散としている、なるほど食べ物屋や屋台がやってない理由が判った、市場がやってなければ食材が手に入らない、そう言う話だ、

橋を渡った街の東側の通りでは少ないがお店が開いている、
町の北にJollibeeを発見、しかし超混み、テトだから外食と洒落込もうと言う人たち、
今日も住宅街では人びとはカラオケ、ビールと掛けトランプに興じる.

1/30(月):テト3日目
月曜日だけど銀行は閉まっているのを確認、
日記には昨日と同じ様な事しか書いていない、
人びとはカラオケ、ビール、トランプ、

1/31(火):テト振替1日目
そろそろ両替したいな、と思うがこの街では銀行以外両替が出来ない、つまり市中の金行が無い、まあいいか、イザとなったらカードを使おう、ATMが動いているのは確認済み.
今日もカラオケ、ビールに掛けトランプばっかに狂する人びと、

飲み疲れた集団か!?

2/01(水):テト振替2日目
まだテトは続く、銀行もやっていない、しかし屋台はちらほら復活している、
3点セットはまだ続く.

2/02(木):普通の日
やっと銀行が開いた、

両替する、街のお店お店は満開に開花、これは見事だった、市場に問屋、酒専門店、タバコ専門店、通りには道路を占拠しての婦人服屋が並び物色している女性たち、床屋、おまけに骨董品屋まで有ったんだ、この活気には感動した.
、、、しかし中にはまだビールと掛けトランプの人びとも、、、そのまま熱くなってしまっている人もいるみたいだ.

テト中のホテルについて
テトが始まる前の話だが、同じホテルに泊まっていたドイツ人はテト対策としてホテル代を5日分先払いしたと言う、なるほど賢い方法かも知れない、この先テトに入ると宿泊事情は全く不明だ、私はその日払いしているが、それだと大口が入ったとかの理由で急に追い出されてしまう可能性も有る、と言う訳で私も2/01までの5日分のホテル代を払っておいた、
しかし結果的にこの心配は全く不要だった、テト中のホテルは閑散、客も来るには来るが一日二日でくるくる回転しているだけだった、

ドイツ人、Pico.

食べ物屋のテト料金
屋台は確実に高くなっているのは判る、5割から倍くらいには上がっているのではないかと言うのが私の推測、そう判断して私は早々に実店舗だけに移行してしまったのでこれ以上の情報は提供出来無い、
実店舗はテト料金は無いみたい、例えば下の店は値段表が貼って有るので値上げしようが無い、


と言う訳です
検索してすでに皆さん知っていると思いますが、ホーチミンのブイビエン辺りは観光地なので普段とほとんど変わらないそうです(ブイビエンには多分金行が有って両替にも苦労しないはず)、またホーチミンにはニホンのMINI STOPが多数有るので最低限の飲食には困らないでしょう(コンビニなので値段もテト価格にはならないと思う).
なので、どうしてもテトに当たってしまったらハノイやホーチミンの観光地に逃げてしまうのが手っ取り早いと思います、地方に居たら上の様な経験をするだけです.

感じ
まあ振り返れば明暗が有って面白かった様に感じますが、単なる言い訳かも知れません、のんびりして良かったとも言いたいですが、決してそんな事は感じません、笑い.

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