土曜日, 1月 30, 2021

騎士団長殺しを読む 村上春樹2021

やっとタイトルの内容に触れるのが、第2部、307ページ、
ここでやっと"騎士団長殺し"とはどう言う意味かがわかる.

そしてこの後村上作品おなじみの地下探検シリーズに移行、ストーリーは2冊目の<第2部終わり>として終わる.

しかしそうすると第1巻冒頭の<顔のない男>とは話がつながらない、
これが本当の終わりなの?
wikiを読むと「第3部があるか、まだ自分にもわからない」と言う話だそうだ、珍しく村上先生がインタビューに応じている.

読み終えて、"面白かった"と言うのが私の感想だ、しかし言いたい事、文章外に書かれている本当に先生が読者に伝えている事が何かは不明だ、するとこの小説は単なるラノベになってしまう、
村上先生はそう評価される事をはっきりと認識していると思う、彼はこのノベルの本文中で下記の様に自己分析している、
「あの川は無と有の狭間を流れています。そして優れたメタファーはすべてのものごとの中に、隠された可能性の川筋を浮かび上がらせることができます。優れた詩人がひとつの光景の中に、もうひとつの別の新たな光景を鮮やかに浮かび上がらせるのと同じように。言うまでもないことですが、最良のメタファーは最良の詩になります。あなたはその別の新たな光景から目を逸らさないようにしなくてはなりません。」
第2部、373ページ、
しかし並の頭しか持たない私にはそれを理解する事は不可能みたい.

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