日曜日, 10月 27, 2019

ウイグル問題を現場から考える 中国2019

評論家は要りません、私が実際に現場から記事を書いてみます.

ウルムチとカシュガル市内の様子
交番天国
交番と言う言葉が中国語に有るのかは知らないが、日本の交番に良く似た警察の建物がダウンタウンのどこを歩いても目に付く、
ちょっと歩いて交番、見通すと視界に2つも3つも見える事も、バンコックのセブンイレブン並み.

乾燥した街
とは言っても何か騒動が起こる訳でもない、警察が警戒しているのは政府の弾圧に反発するウイグル人の暴動等だろうが、それは別として本来警察が警戒すべき純粋な犯罪も過渡に抑制されていると思う、
結果都市に存在すべき猥雑さが全く感じられない、街自体に人間味が無いと私は言いたいのだろうか!?

中国系の人とロシア系の人の対応の違い
建物や地下道にはゲート式の金属探知機がセットアップされていて、基本全員くぐらなければいけない、しかし良く見ていると中国系の人はゲートを通らなくてもそのまま行かせてしまっているのを良く見る、私も通してくれる、
しかしロシア系の人はそうはいかないみたい.

排暴とは
カシュガルでの話だが、こんな事が有った、
雑貨食料品店の前でコーヒーを飲んでると何やら威勢のよい声が聞こえる、見ると警官隊が整列を始めた、同じ歩道上のすぐ目の前、6人部隊、隊長が号令をかけると返礼がある、なんかの訓練が開始された様でひとりが敵役を演じ始める、棒を持って威嚇している、それを確保しようと盾で追い詰める他の警官たち、そんな"プレイ"なのだが、周りをよく見ると民間人も参加している、数メートル離れたところに居るお店のおじさんおばさんは排暴のこん棒を構えている、反対側にも同じ人たちが居る様だ、民兵と言う事か、

スマホは持っていたが、写真は撮っていない、撮ったら揉める、または芝居が中断され参加している市民の人たちに迷惑がかかるのは明白だ.

ウイグル問題とは中国政府のロシア系人の同化強要に尽きる、そしてそれに反発反動が有るのは当然で暴動暴力事件が発生するのは必然だ、しかし中国政府はそれを"悪"と捉え、人民にもそう教えている、
排暴力は理解出来るが、暴動は支配層に問題が有るから発生するモノで暴力とはまったく違う、それを一緒くたにし"排暴"と言うひと言で人民を教育している現状は問題だ、これがウイグル問題.

日本のメディアの記事を読むと、街には監視カメラが無数に、とか書いてあるのばっかりだ

ウイグル自治区は取材が禁止されている、なのでジャーナリストビザを持ってこの地区を歩く人はいない、日本の大手メディア等にはたまに記事が載るが、実際に来たジャーナリストもビザ無しの観光目的で入国した人だけだろう.
よってそんなプロでもアマの私でも眼に出来るモノは同じだ.

なんでこんな事ぐらい書けないのか、メディアには失望するばかりです、
いや、オマイらホントに現地に行って書いてるのか?

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